税理士としての立ち振る舞い

その他

こんにちは!税理士のきよです。

最近ちょっと気になった税理士としての立ち振る舞いについて思ったことつぶやきます。

雑談です。気楽にお読みください。

気になったこと

最近ある税理士先生がクライアントに対しての言動でちょっと気になりました。

誰が見ても高圧的で上からの物言いでした。

その姿を見て「税理士ってそんなに偉いの?」「税理士がなんぼのものよ…!」と、税理士である私自身が思ってしまいました。

クライアントと税理士の関係

クライアントと税理士の関係は、一般に民法に規定する委任という契約関係になります。

具体的には、クライアントから〇〇税の申告・税金に関する相談・帳簿の記帳代行等に関しての仕事の依頼を受け、その依頼に関して税理士は報酬を得ることを条件に依頼を受けるということになります。

この場合、委託者であるクライアントはお仕事を代行、完遂してもらう権利を得て、同時にそのお仕事に対しての報酬を支払うという義務を負います。

逆に、税理士は報酬をいただけるという権利を得ると同時に、善良な管理者の注意をもって委任事務を処理するという義務を負います。

契約に伴いクライアント・税理士ともに相反する権利と義務が同時に発生します。

まさに対等な関係で、どっちが上、どっちが下とかないと思います。

ところが…

ところが、とある先生のクライアントに対する発言には唖然としてしまいました。

「え~、そんな上からの物言いってどうなの?」

私を含め日々「先生」「先生」と呼ばれているから、なにか勘違いしているのでは。

税理士は万能の神ではありません。

私は、お寿司をにぎってと頼まれても上手ににぎれません。

私は、この部品を正確に研磨しておいてと頼まれてもできません。

私は、髪の毛をきれいにカットしてと頼まれても無理です。

餅は餅屋です。

税理士である私は、普通の人よりちょっとだけ税金や会計や経理などに関し詳しいだけです。

たかだかその位の存在だと思ってます。

もちろん

その位の存在ですが、税理士としての誇りや責任感を感じながら仕事をしています。

じぶんの仕事に誇りを持つことは大事なことですが、それは自身の内側に秘めておけばいいことで、外側に出す必要ってあります?

税理士の場合、スポットのお仕事もありますが、多くは何年にもまたがる継続的なお仕事になります。

頼まれたお仕事をこつこつと誠実にやり続けていれば、自然とクライアントから少しずつ信頼されるようになります。

なにも自分から偉いんだぞなどと訴えなくても、勝手に相手がそのように評価してくれる。それこそがまさに税理士としての品位だと思います。

クライアントに偉いと思われても、相手が勝手に思ってくれているだけで、あくまでも立ち位置は対等です。こっちが上で、相手が下みたいな関係は絶対あり得ないはずです。

まとめ

とは言え、私も日本人ですからクライアントの年齢による上下は若干生じます。

年上の方には、やはり人生の先輩ですから敬う気持ちを持って接しています。

だからといって年下の方に「この若僧が!」などという感情をもったことはないです。

価値観が多様化していて、ものさしがいっぱいありすぎているから、なにが正しく、なにが間違っているかのど一概にいえないことがあります。

「へ~、そういう考え方もありだよね」「なるほど、なるほど」。いろいろお勉強させていただいてます。

クライアントが何を考え、何を私に求めているのか。常に自分を相手の立場に置き換え、自分だったらどうしよう、こうするんじゃないかなあと考えながら行動しているつもりです。

クライアントにその気持ちが伝わっているのかなぁ?人間だから相手が考えていることは正確に把握することはできません。

だから、言いたいことは遠慮なく言って、こっちも相手のためなることなら遠慮なく言わせてもらうから。

そのスタンスがちゃんと伝わっているのかなぁ?クライアントの一人一人の顔を思い浮かべながら考えています。

「人の振り見て我が振り直せ」 威張らず、こびず、謙虚に、誠実に、常に感謝の気持ちを忘れずに。

そんなことを考えている今日この頃です。

あとがき

連休はみなさんどうお過ごしになられました?

私は気が向いたときに仕事し、あとはずっと高校野球の観戦です。

若いっていいよね~と高校球児を見ながらしみじみ感じました。

ではまた!!

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